環境型レーザー洗浄サービス
当社では、TEG TECHNOLOGIES社と業務提携を行いアニロックスロールおよびグラビアシリンダー(グラビア版)のレーザー洗浄サービスを行うこととなりました。
この洗浄サービスは環境型レーザー洗浄機(SITEXCO)を用いて洗浄作業を行います。(最大ロール長1,500mm)
また、アニロックスロールおよびグラビアシリンダーの洗浄頻度が多いお客様には環境型レーザー洗浄機(SITEXCO)の販売を行います。(最大ロール長1,500mm〜3,250mmまで3機種)
●ラインナップ
SLP 1.5 | SLP 2.5 | SLP 3.2 | |
最大ロール長 | 1,500mm | 2,500mm | 3,250mm |
シャフト径 最小/最大 | 80mm/300mm | 80mm/300mm | 80mm/300mm |
最大ロール重量 | 200kg | 250kg | 300kg |
ロールセット数 | 1本 | 2本 | 2本 |
装置サイズ(mm) | 2,450×835×1,750 | 3,450×835×1,750 | 4,150×835×1,750 |
利用シーン
- フレキソ印刷においてアニロックスロールはインクの供給ロールとして大変重要な役割を担います。アニロックスロールが古いインクの目詰まりなどで汚れているとアニロックスロールセルに規格どおりのインク量が供給されず印刷ムラや汚れなど印刷不良の大きな要因となります。
- グラビア版の洗浄におきましては、現行洗浄剤などを用いて作業をされているところが多く見受けられますが、レーザー洗浄機(SITEXCO)を用いると、洗浄剤を使うことなく廃液処理なども全くありません。非常に安全で環境型の最先端洗浄システムです。
- ラミネータ機では接着剤塗布ロールにも金属メッシュロールを使っており洗浄はかなりの手間がかかっているかと思います。このレーザー洗浄機(SITEXCO)を活用することにより、洗浄作業時間は大幅に短縮できるだけでなく環境性も大きく改善できます。
洗浄方法
洗浄方法は非常に簡単です。
- 機械にロールを置いて長さ、直径の初期入力をすれば、あとはオートフォーカスで焦点をアニロックスロールのセルに合わせて自動洗浄します。
- レーザーでの洗浄強度は4段階。アニロックスロール材質や汚れの度合いに応じてレーザー強度(スピード)を調整できます。レーザーを強くしてもアニロックスロールがキズつくことはありません。
- 対象のロールは取り外しが容易なスリーブ状のものやナローウエブ(軸つき)の持ち運びしやすいものが対象です。
- 段ボールダイレクト印刷機械などの機械装置に据え付けされている大型アニロックスロールは対象外となります。
特 徴 <環境型洗浄機>
- SITEXCOはレーザー洗浄機ですのでこれらの洗浄液を使わないだけでなく、洗浄後も廃液は一切出ません。
- アニロックスロールをレーザー洗浄している時に付着したインクはレーザーで飛び、機械内のバキューム機構で吸い取られます。
- 集塵機にはフィルターがあり、そこに吸引したインクが集まります。
- 空気が汚れることもありませんので室内での使用が可能です。
- 作業時間はセッティングも含めてアニロックスロール1本あたり約10分と非常に短時間でレーザー洗浄します。
- 省電力設計 アニロックスロール1本あたりのレーザー洗浄消費電力費用は約30円とたいへんリーズナブルです。
- 洗浄するアニロックスロールは機械にセットすると、シャッターが閉まり機械が稼働します。シャッターが開いている間は機械は一切稼働しません。
- セットと取り出し以外では機械に触れることはない大変安全な設計となっています。
- シンプルでトラブルが少ない機械構造となっていますが、万一の機械トラブルにも対応できるようIOTの技術が当機械には備えています。万一のトラブルの時にはリモートでどこに不備があるかが分かります。国内における予備機および部品の充実、トレーニングを終えたメンテナンス部隊も備えています。
レーザー洗浄機SITEXCOは過去の多くの実績からアニロックスロールに適したレーザー波長や強度を技術的に解析しており実機として約400台以上が欧米で導入され、運用しています。日本ではまだ未導入でこれからの環境型レーザー洗浄機となります。
SITEXCO TEG
2018年アメリカフレキソ技術協会において洗浄装置SITECOは最も機械開発でステータスの高い技術大賞を受賞しています。
従来の洗浄方法にはなかったレーザーを用いてアニロックスロールを洗浄するという画期的な手法は環境性だけでなく洗浄品質および効率においても優れた実績が評価されました。
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