渡辺護三堂は、極めて高い「印刷再現性」を追求しつづけます。
当社では国内外のメーカーから多くの樹脂版の材料を入荷在庫いたしております。
フレキソ印刷では樹脂材料は用途や印刷機またはインクにより適性が変わります。
当社では現場の環境とお仕事の内容に応じた樹脂材料で製版をご提供させていただいております。
版類 | ・板状感光性樹脂版 ・液状感光性樹脂版 |
対応版厚 | 0.78mm ~ 8.00mm |
サイズ | 1,200mm × 2,000mm ※サイズを超える場合はご相談ください |
用途 | 紙器用/軟包装用/ラベル用/ダンボール用/ライナー用/飲料カートン用など |
対応インキ | 水性インキ・UVインキ・溶剤インキの各媒体に対応する版をご提供できます。 |
取扱樹脂 | AWP AFP テナフレックス(日本・旭化成) Cyrel(アメリカ・DUPONT) Nyloflex(ドイツ・XSYS) MacDermid(アメリカ・MacDermid) JemFlex(日本・日本電子精機) FLECEL(アメリカ・Miraclon) |
当社ではフロントエンドのデザインワークステーションからデジタルフレキソ製版設備まで 最新鋭のデジタル設備を整えており、あらゆる製版ニーズに応えることができます。フレキソデジタルプレートの中でもさらに差別化することを目標としております。
水性インク対応のプレートはもちろんのことUVインク、溶剤インクに対応するフレキソプレートも常時製造いたしております。近年フレキソは軟包材・紙器・シールラベルなどさまざまな分野に他の印刷方式に代わって出てきています。生産性や環境性のみならず印刷品質も優位に立てるようフレキソプレートのエキスパートとしてあらゆるニーズにスピーディにお応えしていきたいと思っております。
現在当社でのフレキソプレートのスクリーン再現は下記のとおりです。
- 1.14ミリプレート 200線
- 1.70ミリプレート 175線
- 2.54ミリプレート 150線
- 2.84ミリプレート 133線
- 7.00ミリプレート 80線
TENAFLEX-SR(テナフレックス)
最新の液状感光性樹脂の名称です。主に段ボールポストプリントに使われます。
特徴としてはロングラン印刷に優れた耐久性があります。また、紙粉が付きにくいという技術評価も出ています。液状感光性樹脂は再現性が良くない・べたついて紙粉が付きやすいといったイメージがありましたが、この10年来液状樹脂材料は目覚しい進化を遂げています。
TENAFLEX-SR(テナフレックス)高再現キャップ
テナフレックスにさらに高再現キャップの加工を施すとさらに細字の印刷をシャープに再現できます。またあみ点印刷で気になる段目も解消でき、ベタとあみ点のデザインの両立を再現できます。 ただし、薄い樹脂版で行うと硬度が高すぎてインクの塗布ができなくなります。高再現キャップは5ミリ以上の樹脂版でお使い下さい。
高再現キャップの加工方法
高再現キャップ版は、機械的に塗布の処理ができません。独自の機具であみ点、細字・バーコード等の図柄のあるところへ向けて手作業で高硬度の樹脂を塗布していきます。製版処理は全て機械的に行いますので樹脂版の精度としては何ら問題ありません。
AWP
AWPは有機溶剤を使用しないフレキソ印刷用樹脂版です。有機溶剤の代わりに水をベースにしたアルカリ性洗浄剤を使用します。(真水ではありません。)樹脂版はUVインク耐性に優れており、最近では水性インク、溶剤インクにも実績が出てきております。
AFP
近年フレキソの溶剤版において旭化成AFPは目覚ましい技術の進化がみられます。
フレキソ樹脂版は現場のニーズに合わせて年々進化をしていきます。特に日本のフレキソ印刷の現場には精通されており、細かな現場ニーズに合わせた材料が開発されています。
旭化成AFPは欧米の材料メーカーを上回る勢いで製品改良が行われて世界でも注目を集めています。
Cyrel
デュポン社は世界最大のアメリカ化学メーカーで、フレキソ樹脂版につきましてはパイオニア的な存在です。広く世界で使われており50年ほど前に日本に入荷になって以来、当社ではCyrelを使用しており深い見識があります。
近年では露光などの設備環境が大きく整っていなくてもフラットトップやマイクロセルが成形できるEasy Plateや溶剤を使わない熱サーマル版Fast Plateなど樹脂版の時代を常にリードしています。またフレキソ製版装置や樹脂版洗浄溶剤も世界スタンダードです。
当社では3ラインのデュポン製版装置を日々運用をしています。
XSYS Nyloflex
欧州のフレキソ印刷マーケットは近年著しく成長しています。その欧州で最もシェアが高い材料がXSYS社 XSYS Nyloflexです。
さまざまな印刷媒体やインクに合わせた樹脂グレードがあります。
欧州でXSYS社はインクメーカーとしても有名で高いシェアを持っています。
当社ではXSYS社の樹脂版XSYS Nyloflex知見が深く、日本進出したときから今までずっと活用しています。
MAC DERMID
アメリカの化学メーカーの同社の樹脂版は日本ではマイナーですが、世界では3位のシェアを持ち成長しています。
日本においては樹脂版の種類は少ないですが、現場目線の製品開発で安定した品質が定評です。
JEMFLEX
奈良県に本社がある同社は、段ボールを中心としたフレキソ樹脂版を製造しています。
国内メーカーならではの細かい対応や国内印刷現場の要望に応じた製品づくりなど行っているメーカーです。
FLEXCEL
アメリカKODAK社を前身に持つ同社はハイエンドの樹脂版で高精細で高い印刷パフォーマンスを発揮します。
レーザー描画装置NXシステムで一旦専用フィルムに描画して、そのフィルムを用いて樹脂版の露光を行います。