エンドレススリーブ版(シームレス版)

seamless sleeve
当社で製版可能なつなぎめのない輪転印刷機用フレキソ樹脂版です。

日本ではパッケージの輪転印刷はグラビアが中心で、グラビア印刷では版をシリンダー状で彫刻するためエンドレス柄は普通に製版が可能です。

フレキソ印刷の場合、一般的にフレキソ樹脂版は平面(枚葉)で製版し、輪転機に樹脂版をセットすると必ずつなぎ目が生じます。

連続柄でない限り一般的にはフレキソ印刷でつなぎ目が出ても印刷に支障は出ませんが、エンドレス柄やベタ面などつなぎ目が印刷品質に影響する商品などはエンドレススリーブ版(シームレス版)を必要とします。

日本のフレキソ印刷において、エンドレススリーブ版(シームレス版)は一般的ではありませんが、欧米ではかなり普及しており、特にフィルム包装におけるフレキソ輪転機では一般的なものとなっています。

弊社では国内外のあらゆる印刷機のエアシリンダーに合うようなエンドレススリーブ版(シームレス版)製版ができます。

シームレス・スリーブ版の長所と短所

長所・エンドレス柄や連続ベタが製版出来る
・つなぎ目がないのでバウンシングせず高速運転でも印刷しやすい 生産性が上がる 品質が上がる
・立体成形しているため版ムラが少ない 印刷ムラが出にくい 品質が上がる
・版を貼る手間がいらない テープなど副資材コストや作業人件費の削減
・スリーブが不要 スリーブコストの削減
短所・納期がかかる(2〜3週間)
・一般の版と比べてコストが高い
・表面樹脂材料の選択肢がない

弊社が取り扱うエンドレススリーブ版(シームレス版)は3種類です。

シンスリーブ版(薄型)

スリーブ薄型
thin sleeves
材 料ACE(XSYS社)
最大印刷幅1,750㎜
最小直径86.060㎜(STORK 290)
最大直径235.666㎜(STORK 760)
スリーブ厚〜1.64㎜
解像度137.16〜177.8 LPI

シンスリーブ版(厚型)

スリーブ厚型
classic sleeves
材 料ACE(XSYS社)
最大印刷幅1,750㎜
最小直径86.060㎜(STORK 290)
最大直径235.666㎜(STORK 760)
スリーブ厚〜3.19㎜
解像度137.16〜177.8 LPI

一般スリーブ版

スリーブ一般
材 料RAVE(マクダーミッド社)
最大印刷幅1,750㎜
最小直径86.060㎜(STORK 290)
最大直径235.666㎜(STORK 760)
スリーブ厚4.74〜30㎜
解像度

エンドレス版

エンドレス版
入り組んだ複雑な柄の印刷を精密カットでエンドレス化した製品です。

エンドレスにするための柄のつなぎ目は必要ですが、シームレス版と比較して価格が抑えられます。

豊富な製造実績がありますので、是非ご相談ください。

エンドレス版に関するお問い合わせはお気軽にどうぞ

お問い合わせはこちら